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「たいせつなきみ」


 いのちのことば社

 マックス・ルケード著
 セルジオ・マルティス絵


「ぼくがたいせつ? どうして? だってぼく 歩くのおそいし とびはねたりできないよ。 えのぐだって はげちゃってる。 こんなぼくのことが どうしてたいせつなの?」

あなたには、どんなあなたのことも受け止めて、「だいすき」と言ってくれる人がいますか?
自分なんてこんなこともできない、綺麗でもない、かっこよくない。
嫌だな、と思って自分で自分にがっかりしてしまうこともあるでしょう。
そんな時に、何の見返りもなしに「だいすき」と言ってもらえたら、どんなに嬉しいでしょう。
この絵本は、自分をダメなやつ、と思って悩む木彫りの人形、パンチネロのお話です。
マックス・ルケードのシンプルで優しい文章に、セルジオ・マルティスの美しく柔らかな絵が添えられ、個性的な人形たちが、活き活きと絵本の中で動き回ります。
自分が自分であること。
その自分を立った1人でも愛してくれる存在の大切さ...。
読み終えた時、静かな喜びと温かさで胸が満たされる、大人も子供も楽しめる作品です。

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