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「アルプスの少女」
ヨハンナ・スピリ著
原作「ハイジ」
日本では「アルプスの少女ハイジ」はアニメ世界名作劇場により、あまりにも有名ですが、今回ご紹介するのは原作です。
1880年、スイスのヨハンナ・スピリ(1827-1901)が書きました。
原作では、ハイジの純粋さや自然の美しさの中に、聖書の信仰が貫かれています。
おじいさんは、罪を犯し神様とも人とも仲たがいしているため、一人で山に住んでいます。
ペーターの盲目のおばあさんの切なる願いは、いつかペーターに讃美歌を読んでもらうこと。
ハイジはフランクフルトでクララのおばあさまから、大切なことを習います。
“神様はちょうど良いときに、最善の方法で必ずお祈りに答えてくださること”
だから、諦めないこと。
試練を経て、ハイジは山に帰ります。
おじいさんを神様のもと連れ戻し、村人と温かい交流が始まります。
ペーターに字を覚えさせ、おばあさんに讃美歌を聞かせます。
また、フランクフルトの孤独なお医者さんの心を癒します。
そしてクララに起こった奇跡。
寂しかった人々の心に光が灯っていきます。
原作でしか味わえない、ハイジに出会ってみてはいかがでしょうか。
日本語訳はさまざまな出版社から出されていますが、福音館書店と岩波書店の訳が原作に近いようです。
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